The Sims2 Heart The Sims2 Heart The Sims2 Heart The Sims2 Heart The Sims2 Heart
The Sims2 Heart-シム2日記-
ダニエル プリーザント
 

【日記リスト】
本当の家族を目指して
本当の家族を目指して
ジャニファーに説教されて、俺は改めて事の重大さに気付いた。
いや、初めて気付いたのかもしれない。
マリー・スーが立ち寄りそうな場所は、思い当たる限り、俺はくまなく探した。
彼女の実家にも行ってみた。
しかし、マリー・スーは何処を探しても、見つけられなかった。
気が付くと、俺は彼女との思い出の場所に立っていた。
ロンドステ
彼女と初めて出会い、そしてプロポーズした、思い出の場所。
いや、思い出の場所なんて、彼女の中ではもう、消し去られているかもしれない。
そう諦めかけた時、マリー・スーが向こうから歩いてくるのが見えた。

「マリー・スー!」

俺は思わず大声で彼女の名を叫んだ。
彼女は俺に気付くと、なじるわけでもなく、避けて逃げようとするわけでもなく、静かに歩み寄って来た。

「ダニエル・・・。」

ここ数日で、マリー・スーは大分やつれていた。
何故俺は、今まで気が付かなかったのだろう。
何故ちゃんと彼女を見なかったのだろうか。

許されないかもしれない。
それでも、マリー・スーに伝えたい事は山ほどあった。
しかし、あれほど考えていたのに、一気に吹っ飛んでしまっていた。
何からどう話せばいいのか、どうやって伝えればいいのか。
謝罪しても謝罪し切れない程の後悔。
しかし、彼女はこんな俺にも、チャンスをくれた。
俺は彼女の手を引き、店の中へとエスコートした。

「マリー・スー、本当に済まなかった。」

席に着くと、俺は改めてマリー・スーに謝罪した。

「俺が、心の底から愛しているのは、マリー・スー、君なんだ。
 そして、マリー・スー、アンジェラ、リリス。
 改めて痛感したんだ。
 俺には何にもかえがたい存在であるという事を。
 もう二度と、悲しませたりなどしない。
 失いたくないんだ。
 もし、もし許されるのなら、マリー・スー。
 本当の良き夫、良き父親として、俺は・・・。」

「ありがとう、ダニエル。」

そこまで言うと、マリー・スーは穏やかな笑顔を俺に向けてきた。
彼女の本当の笑みを見たのは、もしかしたらここ数年振りかもしれない。
そして俺も数年振りに、本当の気持ちを口にしたのかもしれない。
同じ家に居ながら、俺も彼女も、いや、ひょっとしたら、家族全員がすれ違っていたのかもしれない。