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The Sims2 Heart-シム2日記-
ダニエル プリーザント
 

【日記リスト】
悩みが尽きない
悩みが尽きない
「・・・不気味ね。」

マリー・スーの言葉を聞いて、俺は更に恐怖を覚えた。

「父さんの事だから、今日にでも早速、
 怒鳴り込みに来るかもしれないって思っていたわ。」

「き、昨日の今日だし、
 義父さんも少し怒りがおさまったんじゃないか?」

どもりながらも俺は前向きな意見を述べてみた。
しかし、それもあっさりとマリー・スーは崩してくる。

「甘いわ、ダニエル。
 本当に怖いのよ、うちの父さん。」

ああ、止めてくれ、マリー・スー。
これ以上、俺を不安にさせないでくれ。
俺が返答に困っていると、マリー・スーはクスッと笑った。
・・・もしかして、俺が悩んでいるのを楽しんでいないか?

「ごめんなさい、ちょっとおかしくて。
 大丈夫よ、ダニエル。
 きっと母さんが上手く宥めてくれていると思うの。
 明日母さんに電話して、様子を訊いてみるわ。」

ああ、そうだな。
それが一番だ。
あの穏やかな義母がきっと何とかしてくれている筈だ。
そうに違いない。
そう考えると、不安が大分和らいだ。
これで今夜は安心して眠れるよ。
実は、昨日は義父との一件が気になっていて、なかなか寝付けなかったんだ。
俺がホッと胸を撫で下ろすと、マリー・スーは、それはそうとと言いながら、話題を切り替えた。

「リリスの事なんだけれど・・・。
 大学をどうするのか考えなきゃいけない時期だわ。
 あなた、何か聞いていない?」

娘のリリスの名を聞いて、俺はまたドキッとした。
そうだ、気に掛けるのは義父の事だけじゃない。
リリスともう少し話す機会を増やそうと思いつつも、いつも撃沈していたんだった。
そんな俺が、リリスから何かを聞いている筈もない。

「いや、何も。
 しかし、進学は考えていないんじゃないか?
 幼い頃から、リリスは勉強に対して、
 あまり情熱的ではないと思うのだが。」

「・・・そうね。
 でも、リリス、スクールカウンセラーの先生と居たのを
 この前、アンジェラが見掛けたようなのよ。
 もしかしたら、って思って。
 あなたからも今度、リリスに訊いてみてくれないかしら。
 私からも訊いてみるわ。」

「え、あ、うん、そうだな。」

マリー・スーに頼まれて一応返事はしたものの、リリスが素直に答えてくれるかどうか・・・。
どうやってさり気なく反抗されずに訊きだせるか、思い悩んでいる俺の横で、マリー・スーは付け加えた。

「もし、進学を考えていないようならそれでもいいの。
 今まで、私、あの子に対して、無関心過ぎていたわ。
 リリス自身について、考えた事が無かったと思うの。
 彼女が何を思っているのか、やりたいのか。
 だから、彼女にやりたい事があるのなら、
 それを応援したいわ。
 
 無いと言うのなら、親として一緒に探していきたいのよ。
 大学の話を通して、少しでもそれが分かれば、
 彼女にも分かってもらえればと、思うの。」

マリー・スーの話を聞いて、俺は深く頷いた。
同時に、マリー・スーは強くなったように思えた。
俺もマリー・スーに負けないよう、親として、頑張っていかなくてはならない、そう、感じたよ。