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The Sims2 Heart-シム2日記-
マリー・スー プリーザント
 

【日記リスト】
思い出の場所で
思い出の場所で
昨晩は実家に泊めてもらい、そして早朝には、私は実家を後にした。
でも、真っ直ぐに自分の家へは帰れなかった。
見送る時も母は優しい笑顔だったわ。
私は母の言葉を思い出しながら、あちこちと彷徨い歩いた。
そして彷徨いながら、ずっと考えていた。

自分にとって一番大切なもの。
私が支えとするもの。
そして、私自身が守りたいもの、支えたいもの。

気が付くと私は、いつの間にかダウンタウンロンドステに向かっていた。

「マリー・スー!」

その声に顔を上げると、そこには驚きながら立っているダニエルの姿があったわ。

「ダニエル・・・。」

「マリー・スー!
 一日中君を探していたんだ。
 俺は、俺は・・・。」

慌てふためいているダニエルとは逆に、私の心は何故かとても落ち着いていた。

「ダニエル、脇に抱えているそれは?」

「え、ああ、えっと、これか?
 これは・・・何だっけかな。
 カンニャム・ナンニャム?
 違うな、 カンナム・ナンナムだっけかな?
 いや、俺にもよく分からないのだが・・・。」

思わず小さく笑ってしまったわ。

「カンヤム・カンニャム。
 お茶っ葉よ。
 ・・・そう。
 実家にも訪ねてくれたのね、ダニエル。」

「え、ああ、いや、その・・・。」

「私、気が付いたらここに来ていたわ。」

視線を落として、ダニエルも頷いたわ。

「・・・俺もだ。
 ここで探していた君に会えるなんて・・・。
 ここは─、」

一瞬、風が小さくそよいだわ。
そう、静かに、とても小さく。

「ここは、俺が初めて君と出会い、
 そして君にプロポーズした場所だ。」

俯かせた視線をもう一度上げて、ダニエルは真っ直ぐと私の瞳を見つめ返して来た。
風がまた、優しくそよいだわ。

「ねぇ、ダニエル。
 私、お腹が空いたわ。」

「ああ、俺もだ・・・。」

「ねぇ、改めてもう一度、私を食事に誘って頂けないかしら?」

「あ、ああ!勿論、勿論さ!
 もう一度と言わず、何度でも俺は君を誘うよ!」

そう言うと、彼は私の手を引き、エスコートしてくれたわ。
私の心がこんなにも落ち着いていたのは、当たり前だったんだわ。
答えなんて、本当はもう見つけ出していたのだものね。