あたしはどうしようもないくらいムカムカしていた。 今日、ダークが絡まれた。 相手はダスティンっていう金髪の野郎。 前にアンジェラが家に連れて来てた奴だ。 絶対アンジェラの差し金だ。 あたしに対する嫌がらせに決まってる。 あいつ、マジで最低だ。 家に帰ったら、一発ぶん殴ってやる。 もう二度とダークに手を出させるもんか!
そう誓いながら、あたしは家に帰った。 でも、一瞬、ムカムカしているのを忘れてしまった。 犬っころが2匹、駆け回ってたんだ。 家ん中で。 突然過ぎて、混乱しちまった。 昼間、ババア達がじいちゃんちに行くって言ってた気はするけど。 何で犬? じいちゃんちに行かなかったのか? わけわかんねぇ、あのババア。 あたしが、混乱した頭を整理していたら、その犬っころは、2匹そろって、あたしの足元に擦り寄ってきた。 あたしは、床に目をやった。 床には皿が二つ並べられていた。
「・・・空っぽじゃん、皿。 お前達、腹減ってんの?」
2匹は相変わらずあたしの足に擦り寄ってきていた。
「今、何か探してやるよ。」
あたしは2匹の犬っころどもを踏まないようにして、キッチンの方に向かった。 |