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The Sims2 Heart-シム2日記-
リリス プリーザント
 

【日記リスト】
何なんだよ
何なんだよ
昨日から突然現れた犬っころどもを見ていたら、ババアがにこにこしながら寄ってきた。

「おじいちゃんのところで、貰い手に困っていてね。
 それで、昨日、うちで里親になる事にしたのよ。」

何だよ、気色ワリィ。
別に訊いてねぇよ。
でも、そうか、じいちゃんちんとこの子犬だったんだ。

「2人とも貴女にも会いたがっていたわ、リリス。
 今度はリリスもいらっしゃいって言っていたわよ。」

ババアなんて、シカトだよ、シカト。
あたしは無言のまま、足元に絡み付いてくる犬っころの内、一匹を抱き上げた。
だけど、ババアはその場を離れなかった。
あたしと同じようにもう1匹の方を抱き上げて、相変わらずあたしの横に立ったまま。
にこにこしやがって。
さっさと仕事にでも行けばいいのに。

「こっちの女の子はベルっていうのよ。」

だから、別に訊いてねぇよ。
マジでイライラする。
あたしがイラついてんの分かってんだろ?
気が付いてんだろ?
よしよし、いい子ね~なんて、気色悪い猫なで声出してんじゃねぇよ。
何なんだよ、さっきから。

「・・・。
 こいつは?」

仕方がないからあたしはもう1匹の犬っころについて訊いた。
本当は、口なんかききたくもなかったけど。
ただ、1匹だけしか名前わかんないなんて、気持ちわりいじゃん。
ババアしか訊く相手が居なかったから。

あたしの質問に、ババアとベルがこっちを向いた。
聞き取れなかったのか、返事はねぇ。
何?って目でこっちを見てやがる。
めんどくせぇな。
あたしはぶっきらぼうにもう一度言葉を口にした。

「こっちの犬っころの名前だよ。」

ババアが笑顔で答える。

「そっちの男の子はね、チャド。
 本当は、もう1匹居たのよ。
 フランっていう男の子。」

チャドか。
というか、もう1匹居たんだ。
・・・何で2匹だけなんだろう。

「フランの方は先に貰われてしまっていたの。
 もっと早くにうちが貰っていれば、
 兄弟3匹で一緒に暮らせたんだけれど。」

ババアの話を聞いて、あたしはふうん、とだけ答えた。
3匹で一緒に生まれてきたのに、1匹だけ一緒に暮らせないなんて。
犬っころでも、やっぱり淋しがるんだろうか?
あたしは一瞬、何となく淋しい気持ちになった。

「あら、リリス。
 スクールバスが来ているわよ。」

ババアに言われて、あたしは外に目をやった。
やべぇ、急がねぇと。
あたしが慌ててチャドを床に降ろすと、いってらっしゃいって声がした。
ババアの口から、”いってらっしゃい”って。
笑顔で。
あたしに向かって。
あたしはそれには答えず、そのまま玄関に向かった。
何なんだよ、マジで。

居心地の悪い違和感を感じながら、あたしはスクールバスに駆け込んだ。
駆け込みながら、あたしは別の事を思い出していた。
昨日の、あのムカつく金髪野郎。
アンジェラに文句言っとくの忘れてた。
ダークが気を悪くしてなきゃいいんだけど・・・。
クソ。
調子狂いっぱなしだ。
全部ババアのせいだ。