「マジ、美味しい!」
リリスがビックリしたように言った。
「良かった、喜んでもらえて。 ずっとリリスにも食べさせてあげたかったんだ。」
電話の後、俺はリリスと外で落ち合った。 リリスは結局、何があったのかは言わなかったけれど、俺も無理して聞こうとは思わなかった。 リリスが美味しそうにスパゲティーを食べている。 笑っている。 俺はそんな彼女の隣に居て、彼女は俺の隣に居る。 それでいいかなって思った。 こうやって一緒に居ると、ここ数日のモヤモヤが晴れていくのが自分でも分かる。 ずっと一緒に居られたらな、と思う。
「な、何だよ?」
俺の視線に気付いて、リリスは照れくさそうに訊いて来た。
「何でもないよ。 たださ、ちょっと思ったんだ。 リリスとずっと一緒に居たいなって。」
ちょっぴり赤くなったリリスは、他のどの女の子よりも女の子らしくて可愛いと思う。
「直ぐには無理かもしんないけど、大学行ったらさ。 2人で暮らしたいね。」
赤くなりながらも、リリスはコクン、と頷いた。 |