お袋がいきなり働くと言い出した。 今まで、何だかんだ理由つけては、働くどころか、家の掃除すらも、ろくにして来なかったあのお袋がだぜ!? 何だよ、なんかのくっだらねぇ冗談か?? だけど、お袋はにんまりと笑ったんだ。
「ダスティン、辞めていいわよ、バイト。 大学に行くためには、時間もお金も必要でしょ。」
そうなんだよなあ。 そこんとこが一番痛ぇんだよ・・・って、オイ!! 何でお袋がソレ知ってんだよ?! また勝手に部屋に入ったんだな!
いや、問題はそんな事じゃねぇ。 ボーたちの面倒、どうすんだよッ アルなんて、まだ生まれたばっかだぜ?! あ?ベビーシッターを頼んであるって? そんな金、うちにゃあ、ねぇだろがよ!
そんな感じで俺があれこれツッコんでいたら、もう、あんたのその心配性なとこは、一体誰に似たのかしら、だとよ。 お気楽夫婦の元に生まれたら、嫌でもそうなっちまうだろが! 俺が頭を抱えていると、お袋は最後にこう言って、仕事先に出掛けていった。
「あんたが本気だから、私も本気なの。 それに、仕事は外食系よ。 何一つ問題はなんてないわ。」
だとよ。 |