大勢の方々と、遥か地平に続く、この澄み渡った大空に祝福され、カサンドラは今日、とうとう結婚をした。 彼女の花嫁姿とその幸福の笑みは、あの眩しい太陽ですらをも掻き消さんばかりに光り輝いている。
なんという素晴らしき日である事か!
相手があの男でさえなければ、この世界をも、地球をも、全てを共に震わしてしまう程に、余りある歓喜によって、私はその身をうち震えさせていた事であろう。
否。 カサンドラのあの輝かしい笑みを見よ。 あの幸福に包まれた満面の笑みを見よ。 私は最早、何も言うまい。 あの男は、私が監視しておけば良いのだ。 |