「そ、それは本当かい!?」
「ええ、お医者様にも診てもらったわ! まだ、誰にも言っていないの。 ドンに一番に報告をしたくって。」
夜遅くに帰宅した時の話さ。 携帯にカサンドラからのメッセージが残っていてね。 今晩は、直ぐに帰ってきて欲しいって。 昨日、ケイリーンと居たのが知られたのかと思ったね。 冷や冷やしたさ。 しかし、そんな話ではなかったよ。
「ねぇ、ドン、名前は何がいい? 男の子か女の子か、まだ分からないの。 どちらでもいいように、考えておくべきよね? お洋服も両方揃えておかなくちゃだわ! 明日、お父様達に2人で報告しましょうよ。 きっと大喜びしてくれるわ!」
このはしゃぎぶり。 ああ、そうさ。 子供だよ。 デキたんだ。 俺とカサンドラの間に、子供がデキちまったって訳さ。 ヤる事はヤってるからね。 それこそ、俺がどんなに疲れていようが、遅くなろうが、カサンドラにとっては、お構いなしだったからね。
え? 嫌なのかって? いや、そういう訳でもないね。 相手は奥さんだろう? 子供がデキて、うしろめたくなる理由はないだろう? しかし、だ。 何だろうね、この感じは。 もしかして喜んでいるのかい、俺は? |