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The Sims2 Heart-シム2日記-
ニーナ カリエンテ
 

【日記リスト】
キモイ男
キモイ男
部屋に飾ってある写真を見て、わたしは訊いてみた。

「髪型とか全然違うけれど。
 これ、あんたなの?」

「え、あ、は、はい、そうです!」

どもりながら返事してきたのは、昨日、P.U.R.E.にいた変なメイクの男。
朝目覚めたら、わたし、そいつのベッドにいたの。
でも、様子見た限り、なんにもしてないみたい。
変わった奴よね。

「この人たち、知ってるわ。
 もしかして、知り合い?」

一緒に写っている男女を見て、ちょっとだけ興味がわいたの。
ロバート・キムとシンシア・キム。
昔、テレビで見たわ。
なんとか家族キムっていうドラマで。

「と、とんでもないです!
 知りあいだなんて!
 会ったことも、ありません・・・。」

「写真に一緒に写っているじゃない。」

「ご、合成です。
 雑誌にあった2人の写真を、
 パソコンで、その、ちょっと加工したんです。
 ぼ、僕、昔からのファンだから・・・。」

「合成!?
 パソコンってそういう事もできるの?
 ・・・凄いわね。」

そうよね、こんな冴えなさそうな奴が、有名人と知り合いなわけ、ないわね。
それにしても、さっきまでおどおど口調だったくせに。
ちょっと話を振っただけで、得意げにパソコンの凄さについて語りだしたわ。
目まで輝いてるじゃない。
有名人と自分の合成写真なんか作って。
部屋に飾っちゃったりなんかして。
毎日、これ見ながらニヤニヤしちゃってるのかしら。
・・・キモイ。

「そういえば、メイク落としたのね。」

パソコンの話なんて興味ないわ、わたし。

「あれ、何だったの?
 罰ゲーム?」

「え、あ、あれは、その、騙されて、その・・・。」

またどもり出した。
もっと軽快に喋れないのかしら、こいつ。
彼だったらもっと・・・。
・・・。
何でもない。

「まあいいわ。
 久々に大笑いさせてもらったし。」

ほんと、あんなに可笑しかったのは久し振りかもしれない。

「楽しかったわ。」

「あ、あの!
 ぼ、ぼ、僕、チェスター・ギ、ギークです!
 あ、ギ・ギークじゃなくて、チャスター・ギーク!」

何、いきなりこのタイミングで自己紹介しているのかしら?
変な奴。

「・・・ニーナ。
 ニーナ・カリエンテよ。
 一晩泊めてくれてありがと。
 じゃ、さよならね。」