「へー、凄いじゃないか。」
「でしょ!? アレグラとお友達で本当に良かったー!」
アレグラのおかげで、シンシア・キムのペットパークで働けるかもしれないの! まだ決定じゃないけれど、黙ってられなかった~。 これで私も『未来家族キム』の一員ね! ってそれは言い過ぎか~。
何があっても動じなさそうなあのキャスターも、ちょっとビックリ顔。 何か得した気分!
あ、彼、キャスター・ノヴァ。 よくラウンジでドラムを叩いてるの。 カフェスペースでは、大体いつも一緒に雑談してるの。
「明日会うの?」
「うん、凄く緊張するー。 まだ決定じゃないから。 ダメだったらどうしよう!?」
「ジェーンなら気に入られるよ。」
あ、軽くウィンクされちゃった。 キャスターだと自然に感じちゃうから不思議よね~。 ちょっとした動きとか、話し方とか、お友達の私から見ても、いちいちカッコイイわ。 彼の人気の秘密、こういうところにもあるのかも!
「そういえば、今日はドラム叩かないの?」
「今日はね。 ちょっとコーヒー飲みに一瞬寄っただけ。 そろそろハウスに戻るよ。」
一瞬過ぎだよ~。 さっき来たばかりじゃーん。
「レポート?」
「パーティー。 ジョシュアに念を押されてるんだ。 トライ・バールの子達が来るから、 講義終わったら直ぐ戻って来いってさ。」
「そうなんだ~。」
? 何だろ。 胸の辺りで、今、ちょっと変な感じがした。
「ごめんね。」
顔の前で軽く右手でごめんねポーズ。 凄くキャスターらしい。 らしいって思いながら、この変な感覚について考えちゃったわ。 モヤモヤ? 微妙。 何だか謎。
そのままキャスタ-の後姿を見送ってたら、急に彼が振り返った。
「明日、ジェーンの為にドラム叩くよ。 リクエスト、考えといて。 アルバイト決定祝い!」
聞いた瞬間、顔がニヤけちゃった。 何でニヤけてるんだろ、私?? って、まだ決定って決まってないし。
「ダメになるかもしれないでしょ~。」
「その時は残念会で叩くさ。」
そう言うと、キャスターはドアの方に向き直って行っちゃった。 後ろ向きのまま、片手でバイバイして。 うーん、いちいち本当、キマってるなあ。 他のシムがやったらどんな感じなんだろう? |