「誰かしら、あなた?」
「え、え、ぼ、僕だよ。 マーティンだよ・・・。」
「冗談よ。」
そう言うとアレグラは本棚に目線を戻した。 本当にジョークだったのかな? 無表情だと分かりにくいよ、アレグラ・・・。
やっぱり変なのかな? 変だよね、髪形とか、なんか僕じゃないし、これ。 ヘザーにイメチェンしようよと押し切られちゃって、されるがままに眼鏡かけたりとかしてしまったけれど。 でも、僕、視力は悪くないんだよ。 自分からしたくて服装とかを変えたわけじゃないんだ。 恥ずかしい・・・。 ああ、でも元に戻したら、ヘザーに何か言われるかもしれないし。
説明したかったけれど、アレグラ、別に突っ込んでこないし。 訊かれてもいないのに、説明したら変だよね?
どうしたらいいんだろう、僕。 |