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The Sims2 Heart-シム2日記-
シド ローズランド
 

【日記リスト】
好みのタイプ
好みのタイプ
「うーん、そうだな。
 ポルソスにもそろそろお嫁さんは必要だな。」

俺が答えると、アーマンドは俺の脇腹を軽く、肘で小突いてきた。

「バカヤロウ、犬の話じゃない。
 お前だ、お前の嫁さんの話をしているんだよ。」

タクシーの中での話だ。
俺がフリーだというのが、彼にはどうにもこうにも気に掛かるらしい。
昼飯付き合えよと呼び出されたが、移動中ずっとこの話だ。
俺が独身のままだと、彼に何か不都合でもあるんだろうか?

「で?
 どんな感じの女性がタイプなんだ?」

オーシャレファミリー食堂に着くと、同年代くらいの女性支配人が案内をしてくれた。
ソファーに腰を下ろした瞬間、話題はまたそれに戻った。
水を口にしながら俺は考えた。
ポルソス、昼ご飯ちゃんと食べているかな。
帰ったら、散歩に連れて行ってやろう。
そろそろ次のトレーニングも始めないとな。
それから・・・

「おい、シド。
 聞いているのか?」

低いトーンと冷たい視線を投げかけられ、俺は意識をリアルに戻した。

「き、聞いてるよ。
 そうだな、この前も言っただろ?
 健康そうで・・・」

「ストップ!
 それはもういいんだよ。
 もっと具体的に答えろよ。
 色々あるだろ?
 髪の色だとか─、」

ニヤリと笑って彼は続けた。

 「お尻とか、な。」

アーマンドは尻フェチだ。

”ケツはデカイ方がいい。
 目の前で振られてみろ、ムラムラするぞ。
 しかも安産だ!
 おっぱいも捨てがたいがな。
 何たって母性の象徴だ。”

アーマンドの言葉だ。
俺じゃない。
彼の優先順位は、お尻、胸、顔の順らしい。

「プロポーションは何でもいいけどね、俺は。
 元気で健康そうなら。」

この返答に、アーマンドが肩を落としたのは言うまでもない。

「OK、分かった。
 質問を変えよう。
 このレストラン内ならどうだ?
 この中でなら、どの女性を選ぶ?」

そう言われ、さっき席を案内してくれた女性支配人の姿が目に入った。
元気で朗らかとした雰囲気。
ハキハキした話し方も良い。
ああいう感じの女性は好きだな。
と、思ったが俺はこう答えた。

「居ないな。」

言ったら最後、彼の次の行動は容易に想像できるからだ。